木工で同じくカタカタのお名前の方がもうひとりいらっしゃいます。
フナハシトモハルさん。
愛知県から出展くださいます。
Q
フナハシさんは「工房からの風」に、どのような作品をお持ちくださいますか?
A
生活道具として、使い心地のよい木の小物を制作しています。
曲木の小箱、オーバルボックス、
カンナで削ったままの竹箸、木の皿等を持っていきます。
曲木の小箱は、手の平にのる位の大きさで、
好きな色を塗ったり、蓋の取手を削り出したりと、
楽しみながらたくさんつくりました。
自由につくったものなので、
ぜひ、なにを入れようか悩まずに、お選びいただきたいと思います。
ヴァリエーション豊かな木のブースになりそうですね。
上の画像の蒔地(まきじ)の作品や、曲木もぜひお手に取ってご覧いただけましたら。
『自由につくったものなので・・・』
っていう素朴なメッセージが、なんとも朴訥と
作者らしくって微笑ましく読ませていただきました。
Q
フナハシさんにとって「工房からの風」は、どのような風でしょうか?
A
「背中を押してくれる風」
家具工房や木工所などに勤めて20年が過ぎ、
ようやく独立を決心したのが2月、3月に出展の知らせが届きました。
自分の思うままにやってみなさいと、応援されているような気がしました。
このタイミングでの出展は、運命を感じずにはいられません。
10月15,16日には、多くの方との出会い、
若い出展者からの刺激など「工房からの風」を
存分に味わいたいと、わくわくしています。
「工房からの風」への出展は、
タイミングをぜひ生かしていただきたいと思っています。
木工房への勤務から独立されたということは、
注文品を制作することから、
自ら制作するものを構成していくタイミングなのだと思います。
さまざまな技術を生かして、自在なものづくりを、
ぜひ、工房からの風でそよがせてください。
Q
フナハシさんのお名前、あるいは工房名についての由来、
またはエピソードを教えてくださいますか?
A
漢字表記すると舩橋朝治です。
姓は、松橋とよく間違えられます。
名は愛知で有名な運命鑑定の先生に命名していただいた、
ありがたい名前です。
(私は愛知生まれで、ずっと実家住まいです)
しかし、今まで正確に読まれたことがないため、
また書きやすいことからカタカナ表記にしています。
工房名は「ふなもく」ですが、舩橋木工の略です。
なぜ、ひらがな表記かといいますと、
明朝体の「ふ」のカタチ(曲線美)が好きだからです。
これは、私の作品にも通ずるところです。
曲線には、こだわっています。
いずれも子供の頃から、始業式後の初めて出席を取る時など、
名前を正しく呼ばれてこなかったという、
心の中のモヤモヤを払拭したかったのです。
素晴らしいお名前ながら、間違われやすいことでモヤモヤが続いたとのこと。
ふなもく
も、
フナハシトモハル
も、認知いただきやすいと思います。
皆さん、ぜひ、お名前読んで差し上げてくださいね。
フナハシトモハルさんの出展場所は、
コルトン広場スペイン階段前。
ホームページはこちらになります。
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written by sanae inagaki